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2008年5月

法律ギリギリで悪知恵のあるプロ投資家たちとは?

 正直に言うと、儲けの方法論をここで公開したくはないのでが、プロはどのように儲けているのか?ご紹介しようと思います。

 実をいうと、ある「種類株」という特殊な資金調達をしている起業は非常に「カモ」にしやすいのです。その一つに「MSCB]があります。

 そこで、「MSCB」について、ちょっとわかりやすい文面をご紹介します。

 MSCBとは、あの日本放送買収劇において、ライブドア堀江社長が使った”人生をかけた秘策”でした。

ライブドアの堀江社長はMSCBをリーマンブラザーズに発行することにより、
800億円もの資金を手に入れ日本放送の過半数の株を取得するに至りました。

MSCBはライブドアがフジと対等に渡り合うための切り札、大きな資金源となりました。
しかし、このMSCBとは一体なんなのでしょうか?

MSCBとは、Moving Strike Convertible Bondの略称であり、
日本語では「
転換価格修正条項付転換社債型新株予約権付社債」のように訳されています。

そもそも転換社債(CB)とは、社債を発行した企業が社債を買ってくれた人に対し、

1、国債などと同じように期限まで持ち続けることで、
利息を手に入れることが出来る。
2、もし株価が
設定された転換価格より高くなれば、社債を株に転換し値上がり益を得る事ができる。

という特徴があるものでした。

株数が増える可能性もありEPSも希薄化されますが、
株価が設定価格より下がれば、引き受け先においては社債を株に転換することは不利であり、
転換による売り圧力はそれほど発生する事もなく、株価が極端に下がる事はありません。

しかし、
MSCBは違いますよ。

なぜならMSCBには下方(上方)転換価格修正が付加されています
今回のライブドアが発行したMSCBの場合には、下記のような条項が盛り込まれていました。

1、発行総額:800億円
3、利息は付さない
9、157円を下限とした転換価格の修正があること

つまり、


”リーマンさん、800億円を無利子で貸してくれない?
無利子だけど、社債は1株=450円で転換してもらってかまわないから。

え?450円より株価が下だったら俺が損するじゃないかって?

うーん。それもそうだ。
それじゃあその時は時価より10%ほど安く転換してもいいよ♪

そうすればリーマンさんは絶対に時価より安く株を手に入れられるでしょ?
それを時価で売れば必ずリーマンさんは儲かるってわけ♪

あ、そうそう、最低でも157円までしか株価は安く出来ないけど、
それは勘弁してね♪”



・・・と、こういうことなんですよ。
つまりリーマンブラザーズは
社債を株に転換し市場で売れば必ず利益が出るんです。

これは
悪魔の錬金術です。

株式会社である以上、
企業は株主のものであり、
会社は株主の利益を最大化するように勤めなければなりません。

しかし、このMSCBは
企業に莫大な資金を与える代わりに、
既存株主に対して株価の暴落とEPSの希薄化をもたらす行為です。


ライブドアがMSCBをリーマンブラザーズ宛に発行した2005年2月8日以後、
ライブドアの株価に何が起こったか・・・


リーマンブラザーズはライブドアの
社債を保有する事では無利子であるが故、
このままではなんの恩恵も得る事ができません

しかし、社債を株に
転換すれば下方修正条項によって必ず10%のキャピタルゲインを得る事ができる・・・
そこでリーマンブラザーズの取った行動は一つ。

”社債を株に転換し、ひたすら市場で売り叩く!”

市場には3億株もの売り圧力が発生し、高値497円から暴落。
最終的に
株価は292円まで40%以上も暴落しました

発行株式数も6億株から9億株以上へと150%も膨れ上がり、
EPSも同様に希薄化
されました。

そして・・・個人投資家の屍の上に、
ライブドアは日本放送株の買収劇に勝利する事が出来ました。

この株主をないがしろにする悪魔の錬金術はライブドアの日本放送買収劇以降、
ACCESS<4813>やアセット・マネジャーズ<2337>など多くの銘柄で発動され、
その全てにおいて株価の下落を招いています。


MSCB・・・なんとも悪魔が思いつきそうな錬金術ではないですか。

 ちなみに、この錬金術が普及してきたある一定に時期に「荒稼ぎ」しているプライベートファンドもありました。

 このように経済学でいう「市場の非効率性」を利用し、中長期ではこの市場の「穴」はふさがり、その結果利益が上げにくいですが、「短期」においてはこのような荒稼ぎが成り立つのです。

 やはり、経済市場、資本主義はマルクスでいうところの「怪物」がいるのでしょうか?

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忙しい方の為のちょこっと投資

 今日もいい天気でしてね。あっぱれ五月晴れというとこでしょうか。

日ごろの会社員やOLさんなど、または子育て真っ最中のおかあさまも日ごろ忙しいと思います。そんな、忙しい中で株や為替での投資など私には向いていないと。

 しかし、ここでご提案、短期集中の為の投資もあるんです。

ただ、個人投資家で、資金も限られている方が多い方は必ず万が一の損切りは絶対してくださいね。

 自己資金100万がいつのまにか10万になっていたとは、もう二度と投資なんて嫌になりますから。

 で、再度提案。いろいろあるんですが、まず一つとして日本株の例におくと、5000銘柄株式銘柄の中から、たった1銘柄だけ、集中して追っかけていてください。

 しかも、やはりわかりやすには東証一部の銘柄。なぜかというと、必ずそのような流動性の高い株は時期に酔うる傾向があります。

 株式は当然、人間がつくったプログラムや人間の相場観と市場の心理で動きます。

特に、東証一部の銘柄など、案外市場の心理に従いやすい。これは新興株が一部の個人投資家の情報操作や資金力で動くのと対照的です。

 プロの運用担当者は複数の銘柄で、分散投資します。これはやはり運用理論をしっかりもっていないとやはり難しい。

 しかし。たった1銘柄の動きをみると、やはりわかってきます。で、年3回ぐらいのイベント期でいいですから、その時に仕掛けるという手です。

 たとえば急な暴落はチャンスなんです。年に3回ぐらいはあります。ただ、漠然と下がる時期が。

 たとえばライブドアショックだって、急な暴落から少し2~3日たてば元に戻ります。

毎月、毎週やるから大変なんです。年2~3回程度、こことばかりに大きく賭ける。

個人投資家の指標銘柄にもなっているソフトバンクなんていいかも。

結構単調な動きをします。

 その動きを毎日、天気予報や携帯にメールするように習慣化してしまうことです

たった一つでいいです。いい例がゴールデンウィークなどの連休明けは上がりやすのです

このやり方は株式に有効。為替はちょっと難しいです。

 投資は確かに実力ですが、投機という短期荒稼ぎは実力というかは精神的度胸、意思の強さなどです。

 世の成り上がりという実力経営者は投資というよりかは似たり寄ったりですが、「投機」で大きくなりました。

 これで私は起業する軍資金を一部ためることに成功しました。

 勇気ある挑戦者にへのアドバイスです。

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旧財閥系が株主になっている銘柄は上場廃止経験なし

 だいぶ春らしくなり、青葉も見えてくるこのごろ。

幅広く縁故ファンドのアドバイザリーとして、投資家の皆様には大胆かつ安全な投資アドバイスをしてきました。

 私は「運用者に合う運用対象において実力者は安定した資産運用は可能」と唱えています

 その例えとして株式ですが、日本が近代的証券市場を設立して以来、当時の財閥である「三井、三菱、住友。安田」のこの4大財閥が株主となる株式銘柄にら100年以上もなんと!上場廃止になったことがないのです。

 かつて、日本銀行が上場廃止になり、まだ信用面で資本金1億円で、新興市場のジャスダックに上場しているにもかかわらずです。

 長銀も、拓銀をも上場廃止されたにもかかわらず。

 これは、非常に重要な情報で一部機関投資家のみ知られていることです。

今度、この財閥系の銘柄をチェックしてみてください。あのかつて問題になった三菱自動車で儲けた人が実に多いです。

 株式においては意外にも政府系の銘柄は弱いです。半官半民と事実上言えるかもしれない旧財閥銘柄は政府系にはない底力があります。

こういった事実から運用担当者は運用しています。

株式だけに限らず、多様なルール、法則があります。

 ご参考までに。

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利益こそ大きくはないが3か月満期で借用書付き金融商品公開!

 ゴールデンウィークももう終わりのころ、いやいや私はいい金融商品がないか、情報をかき集めました。弊社と委託契約している縁故型ファンドのリサーチチームにも、がんばってもらいました。

 いったん文字にすると凄い良さそうな「元本を2年で倍にします」とかそのタイプで元本をなくしている方が多く、「去年は預金残高証明だけで回す」という詐欺が多かったです。

 そういった危ない投資の見極めが実に難しいです。私は5年この縁故投資系の業務に携わり、このようにこの業界とこの金融商品の見極めができる少数の中の一人と自負しております。

 まず、今回リサーチし、100点満点中75点の合格ラインの縁故型ファンドをご紹介します。

 最少単位 100万円

 満期    3か月(どうしてもという事情に限り1か月からは応相談)

 契約形態  個人間金銭消費貸借契約

 運用対象  新興株対象 情報インフラを徹底し、瞬時に株価の動きやすい時期に仕込

         み、売りにげるなど

 分配方針  毎月分配(同月末日締め切りの翌月末日の分配)

 利回り  月利1.5%

 ここの経営者は飲食店を経営するオーナーであり、別事業として投資をしている。その中に凄腕のディーラーがいて、資金運用している。都内であり、詳細は弊社まで問い合わせしてくれたら、教えることは可能。

 ここの最大の良さは

  1. 経営者にどうしてもであれば会える
  2. 金銭消費貸借という借用書での契約であるため、債権者としての正式な文書がある
  3. 満期を3か月を原則とし、満期終了とともに預けた元本総額を返済することの早期安心
  4. 実績は3年ある、分配を出してきている実績

 あといろいろありますが、ぜひ問い合わせしてみてください。

利回りこそ投資であれば、高くはないが、借用書付けてでは利回りは妥当ですし、利用しやすいと思います。

 また、投資家を紹介していただいた方には寸志ではありますが、謝礼をお支払いたします。

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